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Re:NMRA-DCCデコーダ

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月17日(木)09時36分39秒
返信・引用 編集済
  とりあえずうまく動作したようで、よかったですね。サイトのリンク切れは他にも色々あるようなので、そのうち復元します。PIC回路関係は復旧させたいです。

なお蛇足かも知れませんが、以前、似たような話(波形がなまっていたので抵抗値を下げて対処)を他で議論したことがありますが、600オームは小さすぎると思います。

フォトカプラーの耐久性については全く知りませんが、直感的に考えて、抵抗値を小さくするとフォトカプラーに流れる電流が増えますからあまりお勧めしません。つまり物理的には、増えた電流はフォトカプラーで熱になっています(まだまだ触って熱いほどではないでしょうけど)ので、高温環境下で長期使用による劣化があるかも知れません(未確認)。

そもそもフォトカプラーと抵抗だけの簡素な入力部では波形がなまるのは仕方ないと思いますので、推奨値のR=2.4kでダメでも、せめてR=1kくらいまででなんとかしたいものです。それより、フォトカプラーを新しいのと交換すればR=2.4kでも十分に動作すると思います(たぶん)。どうしても調整しきれない場合は抜本的にASMコードの受信処理部の時定数の再調整が賢明ですね(少し面倒ですが)。なお、当方ではNMRADCC方式のデコーダは100個程度量産して、そのうち数10個は長期実使用中ですが、組み立て時にフォトカプラーにダメージを与えて交換した以外は問題なく動作しています。

でも、MarklinMotorola方式デコーダに関しては(ドイツ版の信号制御回路を開発中なので)まだ十分な実使用テストをしておりません。ですので、いくつか製作して長期使用してみて具合を教えていただけると助かります。

TS
 

Re:NMRA-DCCデコーダー

 投稿者:S.やくも  投稿日:2012年 5月16日(水)22時08分58秒
返信・引用
  大変ご丁寧な回答をありがとうございます。
前バージョンのDIPバージョンでも動かなかったので,フォトカプラにオシロを当てたところ信号がなまっていたため,フォトトランジスタ側のプルアップ抵抗を600ohmくらいのものに変えたら動くようになりました。
アドレスプログラムも,入れたいアドレスのclose側アイコンを叩けばいいだけでした。
もっと調べてからお願いすべきでした。申し訳ありません。

MM2デコーダーのリンクありがとうございます。ずっと探していたので助かります。

http://trafficsignal.jp/~crossing/blog/

 

MontanaRailLinkその6

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月16日(水)10時44分28秒
返信・引用 編集済
  ネットには様々な情報が氾濫していますが、そのまま信用するのは危険です。多角的に検証する必要があります。特に北米の鉄道史はかなり入り組んでいる場合が多く。本稿ではあまり深入りしないつもりですが、撮り鉄で現地ウロウロするときに予備知識として役立ちそうな話題をもう少し追記します。

Missoulaから東進する前にもう一枚だけ路線図を示します。これはNorthernPacific鉄道の古い路線図です。どこから引用したのか忘れてしまいましたが、1902年作成のようです。実はこの手の路線図はたくさんありますが、同時期作成でも路線網が少しづつ違います。つまり内容の信憑度が怪しい?のか、または、当時計画中の(実在しない)路線図を含むのかも知れません。こうなると、多角的な検証が必要。

本記事で私がよく参考しているのはWikipediaとGoogle地図です。前者は比較的信用していいと考えてます。後者は「見たまま」のはずですが、同名の場所が複数あるとか、、、何かと注意が必要です。ところで、次のNP鉄道に関するサイトは路線図や勾配率など参考になりました。
http://research.nprha.org/Lists/All%20Site%20Databases%20%20Lists/Standard%20View.aspx?View={B88980D9-6CBB-4320-96DC-3B43DC38EE48}&FilterField1=LinkTitle&FilterValue1=Diagrams
もちろん、良くないと知りつつパクリまくっているRailPicturesNetの写真も大いに参考にしていますが、これも「見たまま」と思っていると騙されることがあるので注意です。

この一枚目の地図をよくみると、Missoulaから西へふた手に分かれて路線が伸びていきます。これの北ルートは現在のMRL第10支線(DeSmet-Paradise)を経由し、ParadiseからはMRL第4支線に沿いながらアイダホ州Sandpointへ抜けています。一方、南ルートはMRL第4支線をSt.Regisまで進み、そこから先日紹介のMilwaukeeRoadのSt.PaulPass越えに重なるようなルートでアイダホ州へ入る手前まで伸びています(地図中の緑色の丸の付近)。

(他の同類の地図からも同様に読み取れることは)このように、元々、MRL第10支線はかつてのNP鉄道の大陸横断ルートとして開設されたらしいということです。つまり、MRL第4支線のDeSmetとSt.Regisの間は今でこそ(第10支線を駆逐して)大陸横断ルートの一部になっていますが、一枚目地図のように、昔はアイダホ州に抜けてさえいない盲腸線だったということです。なので、歴史的に見ればMRL第10支線は単なる「ローカルな迂回線」ではなく、現在でも、「かつての本線を忍ばせる何かがある?」と期待させてくれます。

つまり一枚目地図の赤い四角内の2つの赤点(Paradise,St.Regis)間の鉄道線は、今現在のように、つながっていなかったということです。

さらに蛇足になりますが、他の当時の路線図を見ていると、どうやら当時のNP鉄道はこの盲腸線を延伸してLookoutPass(St.PaulPassの数Mile北)を越えてアイダホ州のローカル私鉄に接続させて大陸横断ルートを開通させようとしていたようです。加えて、Missoulaから南下してLoloPass(ピンクの丸)を超えてアイダホ州へ入るもう一つの大陸横断ルートも計画していたようです。でも、これらルートを実際に全通させた記録は無いので、幻に終わっているようです。とにかく、モンタナ州というド田舎でかつて繰り広げられた大陸横断ルート開拓史における鉄道会社間の壮絶な戦いを垣間見た気がします。

ようやく本題に戻り、MissoulaからMRL線第三支線を30Milesほど東進しましょう。二枚目はDrummondという場所をゆくAmericanOrient急行です。1979年にAmtrakが撤退した今は定期旅客列車の走らないこの路線にもたまには臨時観光列車が走っています。この風景は取り立てて凄いとは思いませんが、長い石炭列車を素直に撮影するには具合がいいポイントですね。なおこの辺りはかつてのMilwaukeeRDの廃線跡がすぐ近くを併走しているはずですが、この写真からは不明です。

三枚目、そしてMissoulaから60MilesほどでGarrisonという場所に到着です。一枚目地図の青い四角内の西側の分岐点です。現在のMRL線はこの分岐点から南へ進むルートを保有しておりませんので、北東へ進むのみです。でも、三枚目のヤード左隅にBNSF(BN塗装)の機関車が見えてますね。ここからBNSF線が分岐して南へ延びているからです(かつてのNP線かどうかは不明)。

ちなみに、このNPの路線図とは無関係ですが、このGarrisonはMilwaukeeRDが大陸横断鉄道を完成させた記念すべき場所(GoldenSpike)だそうです(1909年)。
http://www.american-rails.com/pacific-coast-extension.html

次回は再びMRL線から離れて、Garrisonとその南部エリアの話題です。
 

MarklinMotorola方式のデコーダ

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月16日(水)10時43分6秒
返信・引用 編集済
  S.やくも様、はじめまして、

いつの間にかリンクが切れてましたが、
simgw.cosmos.ehime-u.ac.jp/~shimizu/signal2009/signal2009-06.html
の記事のことですね。NMRA-DCC方式ではなく、MarklinMotorola方式です。両者は互換性が無いのでご注意ください。PIC回路の製作の経験をお持ちでしたら、プログラム書き込みから基本的な回路組み立て作業までは問題ないと思われます。

当方では、手持ちのMarklin6021,Intelliboxに加えて大阪枚方市の某メルクリンショップのCS2で動作確認しています。ただし、CS2に関しては私はほとんど無知なので、店頭のHOレイアウトに使用中のCS2をそのまま動作テストしただけです。たぶんCS2はノーマル状態だとは思いますが。さて、デコーダ回路は簡単なので、不具合の起こりそうな場所は限られています。

1:PIC16F648Aの適切な端子に電源DC+5Vと0V(GND)が来ている。
2:PIC16F648AのPORTA(RA0-RA5)の6つの端子がDC+5Vまたは0V(GND)に結線されている(回路図のDIP-SW部分)。ここでアドレスが決まりますので、最初はadr=01(下限)とか256(上限)付近の簡単なアドレスで試してください。なお、電源ON時のアドレスが保持されます(電源OFF時まで)。例えば、RA5,4,3,2,1,0="000001"とすると、アドレス01-04が設定されて、PORTB端子(各1アドレスに2つの端子が割り当て、それら2端子は論理が反転)の当該の出力が切り替わります。

むしろ、ここからが大事かも知れません。

3:MarklinMotorola方式のレール回路はNMRA-DCC方式とは違い非対称波形です。そのためセンターレールと二本レールの端子を入れ換えるとデコーダは動作しません。
4:レール回路とデコーダ回路を絶縁しているフォトカプラーTLP521はデリケートです。両者を絶縁している理由は回路が相互に干渉するリスクを無くしたいからですが、フォトカプラーは誤配線などによりダメージを受けやすい上に、ダメージにより応答特性が悪くなるとCSからの命令を正しく受け取れなくなります。新しいフォトカプラーに交換するか、代替品のフォトカプラーの場合は抵抗値を1Kohmまでを目安に下げます。

それでもダメな場合はまた連絡してください。何か抜本的なトラブルシューティング法を考えないといけませんね。
 

NMRA-DCCデコーダー

 投稿者:S.やくも  投稿日:2012年 5月15日(火)21時54分1秒
返信・引用
  初めまして。S.やくもと申します。
貴殿のDCCアクセサリーデコーダーのプログラムをPICに焼き,maerklinのCS2からアドレスのプログラミングを試みているのですが,うまくいきません。CS2からの正しい使い方がございましたら,ご教授願えませんでしょうか。

焼き込むときにEEPROMへの直書きも試みましたが(アドレス0x2100から0 1 0)これも作動せずでした。

http://trafficsignal.jp/~crossing/blog/

 

MontanaRailLinkその5

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月12日(土)14時54分54秒
返信・引用 編集済
  St.Pual峠越えのつづきです。

この路線は今は廃線となっていますが、これが運用していたら間違いなく撮り鉄のメッカになりそうです。二枚目はSt.Paulを越えてアイダホ州へ入った辺りの地図です。黄線でMilwaukeeRDの路線を示しています(Averyから西は一部省略)。オメガループで蛇行を繰り返しています。周囲は人跡未踏の地という感じで、とても険しい。よくもこんなところに鉄道を敷いたものだと感心させられます。二枚目はLoopCreekRDの辺りで撮影されたものです。橋を渡るSD40-2です。架線柱が電化されていることを物語っています。遠景の下り勾配はオメガループで折り返してSD40-2のところにつながっています。

三枚目はさらに下ったAveryという駅です。電気機関車は勾配専用の補機として働いていたようです。日本風に言うとEF級とかEH級みたいに大きい。でも(他の写真で)台車をよく見ると動輪はCC配置じゃなくBBBBみたい?だったり、、さすがに急カーブ対策?この路線、何から何まで凄いです。ロッキー山脈の人里離れた奥深いところ、しかも標準軌ですからね。

さて、この路線、St.PaulPassを越えた後はアイダホ州を横断して、ワシントン州のPascoからYakimaValleyに入りStampede峠(現BNSF線)を越えて太平洋岸のSeattleに抜けていました。当時はStampede峠の辺りも電化されており、勾配専用補機として電機が働いていたようです。

いやあー、廃線にならずに今も運転していたら撮り鉄ターゲットだけでなく、いろんな意味で凄い路線だったでしょう。残念。

次はMissoulaからMullan峠に迫りますが、手前のGarrisonで再び脱線して、南へ伸びるBNSF線やUP線の話題になる予定です。
 

MontanaRailLinkその4

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月12日(土)14時32分6秒
返信・引用 編集済
  Missoulaから先へ進むつもりでしたが、先日投稿分において、ふとした興味から少し追加調査した話題を交えてMissoulaより以西について少し加筆します。

そもそも私がモンタナ州に興味を持った一番最初は、20年ほど前のとれいん誌の「50州アルファベット、模型で綴る黄金時代の米国の汽車」という連載記事でした。当時の私は北米よりは欧州の鉄道に首っ丈だったにも係わらず、モンタナ州の記事はなんとなく興味を惹かれました。記事には毎号必ず路線図が掲載されていましたが、モンタナ州の路線図はロッキー山脈の中というのにやたらと意味不明な迂回ルートや盲腸線(鉱山?)が多くて、大陸横断ルートと言えば東西一直線が基本という認識から外れていたのが印象的でした。それと、いかめしい旧式電気機関車が活躍していたという話題はアメリカらしくないと感じました。

一枚目は先日紹介したMRL路線図に標高などを加筆して再掲です。Missoula(厳密にはDeSmet)とParadaiseの間は2つのルートがあり、先日「BNSFの石炭、穀物列車は南ルートを通る」と書きましたが、追加調査において、空荷となる東行き列車は北ルートを取る事があることがわかりました。二枚目はEvaroHill(DeSmetとArlee間)を行く東行きの穀物列車です。ただし、一枚目に記したとおり、このEvaroHill辺りは標高こそ峠と呼ぶほど高くは無いものの、どちらから登っても2.2%勾配、しかも蛇行を繰り返す線形なので石炭や穀物を満載した西部行きは補機が必要なはずであり、絶対避けたいルートでしょう。

それと、Trains誌(2012Jan) よると現在Polsonへ向かう第11支線と後述する第9支線はOutOfService(営業休止)だそうです。

それと先ほどコメントした電気機関車の話題ですが、かつてこの辺りを走っていたもう一つの大陸横断鉄道(MilwaukeeRoad)が電化されており、このMissoulaを経由して東西に走り抜けていましたが、1980年代に路線が全廃されています。私は廃線跡巡りの趣味はありませんが、Missoulaからアイダホ州へ抜ける(かつての)St.Paul峠越えを紹介しておきます。ただし、私はやたら入り組んだ北米鉄道史にはほとんど見識が無いので、知り得た範囲だけの断片的な紹介です。

現在のMissoulaからSandpointへ向かうMRL線はかつてのNP(NorthernPacific)鉄道の路線であり、すでに紹介したとおりClarkFork川沿いに徐々に下る理想的な鉄道ルートだと思います。当時はさらに北のMarias峠を越える大陸横断ルート(現BNSF線)がありGN(GreatNorthern)鉄道が運営していました。これに対し、MilwaukeeRoadという鉄道会社はモンタナ州で三番目に大陸横断ルートを完成させました。そのMissoula以西のルートはMissoulaからSt.RegisまでMRL第4支線と併走し、三番目の地図に示すとおり、St.RegisからはInterstate90号線に沿い、アイダホ州との州境で6000ft級の山(St.Paul Pass)を強行に越えるという豪快な電化路線でした。

三枚目の地図の左側に見れるとおり、St.Paul峠の辺りの路線(黄線)はInterstate90と分かれた後、激しく蛇行を繰り返しながら峠を越えてアイダホ州へ入ります。Google地図から読み取ると最急カーブは半径200-300mくらいでしょうか?TehachapiのTheLoopと同じくらいです。勾配は1.4%くらいに納まっているそうですが、かなりの難所には違いありません。今は遊歩道として整備されているそうです。

つづく。
 

MontanaRailLinkその3

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月10日(木)14時02分43秒
返信・引用 編集済
  そして、東行き列車はMissoulaに到着です。ここはMRLの拠点です。拠点というからには、各州から鉄道が乗り入れる交通の要衝?かと思いきや、そこはやっぱし「田舎のモンタナ州」、東西に走るMRL線以外は盲腸線だけの山間部の小さな町です。

1、2枚目は町の南東の山の上からの眺め。一枚目はいいとして、二枚目は俗に言う「説明的な写真」になってます。BNSF石炭列車が写っているのは楽しいんだけど、周囲にあれこれ余計なものが写っていると印象が薄くなるからです。でも、空撮みたいで私はこういう写真が好きでよく撮影します(空撮も含め高高度の撮影場所を探すわけです)。撮影地がどんなところかよくわかりますから重宝しますし。Missoulaの市街は画面の左外に広がっています。

一枚目にはBNSFの穀物列車がMissoula駅を通過する様子が写ってます。ワシントン州(Seattle, Portland, Pascoなど)から来て、ネブラスカ、コロラド州またはノースダコタ州南部の穀倉地帯に向かうのでしょう。それにしてもこのように茶色の整ったBNSF編成は綺麗です(少し白い貨車が混在してますが)。それに比して、UPは機関車も貨車も何となく汚いですね。まあそれも趣がありますが、かつてテキサス州Galbeston港で見た新造されたばかりのUP機のしびれる程テカテカな黄色はなかなかお目にかかれません。

この駅はかつてはNorthernPacific鉄道の旅客列車の停車駅でしたが、今はAmtrakも廃止され、定期の旅客扱いはしていません。

三枚目は山のふもとです。この辺りはMissoulaのすぐ東で、HellGateという場所です。Wikiで調べるとGhostTownとか書かれてますが、名前からして、すんごい険しい渓谷や絶壁でもあるのか?と思ってしまいます(そういう訳でも無さそう)。それにしてもこの多重連はすごいです。この辺りに来ると峠の補機は不要なはずなので、回送機を連結してるとか、何か理由があると思いますが、よくわかりません。

次回はさらに東進していよいよMullan峠に差し掛かります。
 

MontanaRailLinkその2

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月10日(木)13時36分10秒
返信・引用 編集済
  ワイオミング州を出て西海岸へ向かう石炭列車は、すべてこのMRL線とBNSFのFallBridge線(ワシントン州)を通るようです。MRL線が何らかの理由で不通の場合はMarias峠を迂回するようです。BNSFとしては自社線のMarias峠を常用する方がお得な感じがしますが、なぜ通行料を払ってまでしてMRL線を通るのかよくわかりません。たぶん、Marias峠を迂回すると、急カーブや急勾配が多いんだろうと思いますが、、

FallBridge線やパウダーリバーで観察していると、MRL線を通る石炭列車は1、2時間に約一本です。さらにネブラスカ州やコロラド州からMRL線を通りぬけてワシントン州へ向かう穀物列車も2,3時間に一本。なので、MRL線はこれらBNSFの長大編成の峠越え(補機付き)を撮り鉄するには、なかなか具合がいいです。全米一と言っていいでしょう。

Sandpointを出た東行き列車は、すぐにMRLの第4支線(4th subdivision)に入り、モンタナ州で水量一番を誇るClark Fork川を遡ります(一枚目)。低摩擦ゆえに勾配を嫌う鉄道という輸送システムは(地形に逆らわず)このように川沿いに敷設する傾向がありますが、川幅がゆったりしているので、Missoulaまでは勾配もわずかです。途中のParadiseで川は南に大きく蛇行しますが、石炭や穀物列車の往来する第4支線も川沿いに蛇行しMissoulaにたどり着きます。ちなみに、Clark Fork川に流れる水はSandpointを経て、やがてFallBridge線でおなじみのColumbia川へ流れていきます。

二枚目の地図に見れるとおり、ParadiseからはMRL第10支線、その先のDixonからは北へ第11支線が延びています。一枚目でわかるとおり、DixonからMissoulaまでは川がつながっていないので、勾配がきつい(丘か山がある)のだろうと思います。Google地図で見てると、この辺の第10支線の線路はかなり急カーブで蛇行を繰り返していますので、勾配はさて置いても、第4支線の方がはるかに走りやすそうです。

これら支線には"Gas Local"という天然ガス輸送タンク列車(区間運転)が走っているようです。個人的にはあまり興味はないのですが、この辺りの撮り鉄ターゲットとしては超有名。そういえば、ユタ州のMoabという町(キャにオンランド国立公園などの最寄町)の近くにUPが週一便だけ運行するPotash鉱山線があるのですが、撮り鉄には最高に面白い風景(次リンク参照)なのに、週一!じゃ話になりませんでした。
http://www.railpictures.net/showphotos.php?city=Moab&country=Utah,%20USA
なので本数が少ないとねえ。

三枚目はDixon付近の撮影。GasLocal以外にも一般貨物が走っているようです。周囲は完全にロッキー山脈の中のはずですが、山の険しさはさほどではありません。どことなく、ドイツバイエルンアルプスやオーストリア(LinzからSalzburg)付近を思わせる落ち着いた風景です。でも人がほとんど住んでないこの辺りは観光地化された欧州アルプスとは別世界でしょうね。きっと。
 

MontanaRailLinkその1

 投稿者:T.Shimizu  投稿日:2012年 5月 8日(火)17時19分33秒
返信・引用 編集済
  GWは家族サービスと仕事(残業)で思うように鉄分補給ができませんでした。そのままGW明けの通常の生活に戻ってます。北米レイアウト整備もパソコン設定や信号回路の最終調整をスローペースで行っています。なんとか一般公開可能なレベルになってきたと思ってますが、これから暑い時期に突入するというのに、エアコンが無いのはマズイわなーーー?、、、

かめさん、
その信号ブリッジのところで、右の2線から左の本線への経路は設定されていないということでしょうか?せっかくなので、右2線は出発信号機を追加したくなりますね。それにしても、信号ブリッジのビーム内によく配線が納まりましたね。

さてさて、
パソコン自動運転、ダイヤ運転、カメラ、空撮の話題やらやら、興味が拡散しつつも、ようやくモンタナ州の本命MRL線の話題に入ります。私の場合、ガチな北米撮り鉄としてはカホン、テハチャピ、コロンビア川、パウダーリバーしか経験していなのですが、それ以外にも南のアリゾナ、テキサス州から北東のワシントンDC、北西のワシントン州(とハワイ島)まであちこちウロついて思うのは、やっぱし「ウロつくなら欧州がいいよなあー」ということです(笑)。なにしろ、北米を車で旅すると、いろんな意味(交通事情、治安、自然環境)で疲れます。正に日々がサバイバルゲーム。しかしその中でも、北米ならではの魅力を感じるのは「長大重量編成が多数の機関車に引かれて走る姿」です。その点、北米中で最もすさまじい光景が頻繁に見られるのはMRL線の2つの峠だと思います。

とまあ、こんなことを書くと、「いや、他所にも色々あるよ!」と言われそうですが、いつどんな編成がやって来るか分からない北米の鉄道で、しかも昨今の機関車の高性能化で多重度が減少気味とあっては、本命の石炭列車だけをとっても、定期的(1,2時間に一本)に10重連の最新鋭機をつけて行きかうBNSFの長大編成は抜群に行く価値アリと思います。

以下に3つの地図を示します。一つ目は前回紹介したものを再掲。

前回紹介したMarias峠は上の方に水平に伸びています。今回紹介するMontanaRailLink(MRL)線は左上のアイダホ州Sandpoint(紹介済)から右下向けに斜めに移動する経路をたどります。前回紹介したとおり、2つの峠の標高はMarias峠より高いです。標高が低いがゆえにMarias峠の路線を有するBNSFは大陸横断ルートとしては有利なはずですが、ワイオミング州パウダーリバー(2枚目の右下の5100 Wrightという場所)で採掘された良質の石炭が西海岸のワシントン州やカナダ、そして海を渡ったアジア地区で大量の需要を作り出しているため、これから紹介するMRL線は2つの険しい峠があるにも係わらず「ドル箱路線」になっています。

次回は峠の西側のDixon、Missoula付近の撮り鉄の話題から。



 

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